Tidewrack
丸太が数本、銛が一本、陸地は影も形もない。流木を引き寄せ、筏を海に浮かぶ町へと育てる。ひとりでも、Steamのフレンドを誘っても。海底へ潜る。夜には略奪者が来る。サメが輪を描く。そしてどこかで、リヴァイアサンが待っている。
このゲームについて
目を覚ますと、数本の丸太に縛りつけられていた。陸もない。船もない。どうしてここにいるのかも思い出せない。あるのは水だけ、どこまでも。
そこへ板きれが一枚流れてくる。手には銛がある。ここから先の物語は、あなたが書く。
ひとりなのは最初だけ
木を集める。魚を釣る。渇きで死なない。ひとりで続けてもいいし、誰かを呼んでもいい。フレンドはSteamのリストからそのまま招ける。名前を選べば、次の瞬間にはその人があなたの筏に立っている。サーバーもポート開放もIPの入力も要らない。
世界はホストが持ち込む。新しく始めてもいいし、何週間も建て増してきたセーブデータをそのまま開いてもいい。全員が同じ海にいて、同じものを見る。板の一枚も、嵐も、サメも。
リュックは各自のものだ。何かを渡したいときは筏の倉庫に入れ、相手がそこから取り出す。甲板で木箱を手渡すのと変わらない。
海の下では勝手が違う
筏の下にはもうひとつの世界がある。岩礁。沈没船。闇の中できらめく魚。だが息はすべてを見る前に尽きるし、ゴーグルがなければどのみち濁りに沈む。一度目の潜水で見逃したものは、二度目にもそこで待っている。
陽が沈めば、すべてが変わる
夜になると船が来る。眠っているあいだに略奪者が壁を打ち破る。あるいは見張りに立って眠らずにいるあいだに。サメが甲板のまわりを回る。待てばいいと知っているかのように、辛抱強く。嵐は築いたものすべてを引き裂く。そして蓄電池が尽きれば、最初に消えるのは明かりだ。いちばん必要なそのときに。
木は燃える。火矢が刺されば甲板も壁も帆も燃え上がり、消せるのは海水を汲んだバケツだけだ。逆にも使える。まだ沖にいるうちに略奪者の舟へ火矢を当てれば、その舟は着かない。見張り塔を建てておけば、狙うだけの余裕を持って見つけられる。
答えはある、見つけられるなら
26の研究ノードが、ただしのぐのではなく本当に生き抜くための道具をくれる。水平線には漂流する残骸群。逃せば、それきり戻らない。そしてその合間に、24の漂流瓶の断片へ散らされた形で、あの丸太の上で目覚めて以来ずっと頭を離れない問いへの答えがある。そもそもなぜ、世界は沈んだのか。
すべての果てに、何かが待っている。筏よりも大きい。これまで見たどれよりも大きい。リヴァイアサン。
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