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子語

子語

夕陽が空の雲霞を真っ赤に染めた。空全体が燃える絵巻のようだった。たくさんの金色の雲が、二人の少年の頭上に漂っていた。

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このゲームについて

『子語』 は、カード式のストーリーAVGだよ。セリフのボタンをポチポチ押して、お話を少しずつ読んでいくんだ。

お話のあらすじ

ぼろぼろの高校の先生のアパートに、お父さん、お母さん、お兄ちゃん、弟の四人家族が住んでいる。

お兄ちゃんは、弟が好きじゃないみたい。でも、弟を失いたくないみたい。不思議な関係だね。

周りの人たちは、みんな弟が大好き。だから、お兄ちゃんは弟を守る役目を持つことになったし、少し偉くなった。

でもね、お兄ちゃんは、なんだか不思議なことをしているんだ。何か秘密があるのかな?

お話の一部

林子瑜は、はぁはぁしながら、最後の階段を上った。ドアを開けると、屋根の上はとても明るかった。階段の暗さが、すぐに消えていった。

林子瑾:「お兄ちゃん!見て!屋根の上って、すごいね!」

優しい風が吹いてくる。林子瑜は、その風の中をゆっくり歩いて、弟のそばに行った。

夕陽が空の雲霞を真っ赤に染めた。空全体が燃える絵巻のようだった。たくさんの金色の雲が、二人の少年の頭上に漂っていた。

林子瑜:「…うん。」

林子瑜は、やっと弟の声に答えた。

遠くの線路を、一つの汽車が通り過ぎていった。長い長い、汽車の笛の音が響いた。

林子瑾:「お兄ちゃん!見て!汽車がいる!」

林子瑾は、ずっと向こうを指さした。

林子瑜は、返事をしなかった。ただ、ぼーっと汽車を眺めていた。

林子瑾:「お兄ちゃん、夕陽、好き?」

林子瑜:「うん。」

林子瑜は、こくんとうなずいた。

林子瑾:「お兄ちゃん、じゃあ、汽車は?」

林子瑜:「うん。」

林子瑜は、またうなずいた。

林子瑾:「お兄ちゃん、なんだか、夢みたいだね。」

林子瑜:「…夢、か……。」

林子瑾:「お兄ちゃん、大きくなったら、どこに行くの?何をするの?」

林子瑜:「…僕、大きくなったら、何をするのかな……。」

林子瑜は、ちょっと考えた。

林子瑜:「…まだ、分からない。」

林子瑾:「お兄ちゃん、僕の手、握ってるよ。」