在りし日のわたし達へ
「これは、”わたし”が”私”へ生まれ変わるまでの軌跡を廻る物語。」―――在りし日のわたし達へは、童話的世界で紡ぐ少年少女の『理想と希望』と、真逆である残酷な『現実と絶望』の両面を描くアドベンチャーゲームです。
このゲームについて
理想に焦がれ、現実に抗い、欲深くも可憐な少女は”存在の証明”を追い求める。
絶望と終焉――そして未来の欠片を掴む物語。
『在りし日のわたし達へ』は、童話のように穏やかな世界で少年少女が織り成すドラマを描くADVゲームです。
舞台は、忘れ去られた辺境の土地「ヒンメルス・クレスト」。
童話のように美しい場所で、畑を耕し、山羊を育て、食卓を囲む。
記憶を失った少年と、理想を追う少女、それを見守る老人。
忙しない日常の中で積み重ねてゆく「一握りの幸せ」。
世界が、既に壊れてしまっていることを除けば――
遺された手記。
前文明の影。
そして、「オトナ」になるための代償。
穏やかな日常の皮を一枚めくれば、そこにあるのは冷徹なポストアポカリプス。
遺された手記、前文明の影、大人たちが隠す「世界の姿」。
本作は平穏の裏返し――「リバースド・パストラル」をテーマとしています。
幸せな日常を守るか、傷つくことを恐れずに真実を暴くか。
ページをめくるたび、世界は優しさをかなぐり捨て、真実という牙を剥く。
感情豊かに描かれるキャラクター達と共に、成長までの旅路を見届けてください。
”出会いが人を巡り会わせるなら、裂くのもまた出会いなのかもしれません。”
◤◢ Story ◤◢
人々に忘れ去られた辺境の土地 ヒンメルス・クレスト。
記憶を失った少年 [シン]は、この土地で牧歌的な日々を送っていた。
理想のオトナを目指す、少しマセた赤髪の少女[エレナ]。
明るくユーモラスな老人[ダスティン]。
彼にとっては、命の恩人とも呼べる二人と共に。
薪割りや山羊の世話、家事と洗濯……未知の環境に翻弄される毎日。
暮らし始めて一ヵ月が経とうとしていたある晩、
星の海広がる夜空の下で、シンとエレナは言葉を交わす。
やがて彼女は意を決したように、告げる。
「わたし、街へ行きたいんです!」
優雅なる夢の都 セスニア。
エレナいわく、そこにはオトナに近付くための"何か"があるという。
しかし、一人ではその勇気が持てない。
故に彼女は乞い願う。
「これが、"子どものわたし"がお願いする最後のワガママ」
「―――聞いてくれますか?」
瞳を通して伝わる確かな決意。
日常の安寧はひとつの小さな決断により、静かに色を変えようとしていた。
これは『わたし』が『私』に生まれ変わるまでの、軌跡を廻る物語。
◤◢ Character ◤◢

シン
エレナ達と共同生活を送る記憶喪失の少年。
素直になれず刺々しい言葉遣いが多いため、よく誤解を招いてしまう。
エレナの「勉強」や「オトナになるための特訓」に付き合ったりと面倒見が良い側面も。
感情を強く表に出すと起きる発作に悩まされている。

エレナ
義父であるダスティンと共に暮らす少女。
明るく気丈に振る舞い周りを笑顔にすることが大好き。
良くも悪くもお調子者であり、トラブルを引き寄せることもしばしば。
自称「子ども以上オトナ未満」であり、子ども扱いを嫌う。
オトナや家族に強い執着を持つが、何やら理由があるようで・・・?

ダスティン・マクラウド
エレナの義父。
[ヒンメルス・クレスト]で自由気ままに暮らす楽観的でユーモラスな老人。
採れたての野菜や過去の遺物を街で売り生計を立てている家の主。
人との会話を好み、誰かが困ったときには助言を与えたりと頼りになる存在。
遠回しに物事を伝える癖があり、度々シンとエレナを困らせている。
◤◢ Reverse Pastoral Adventure ◤◢
真相を巡る過程で、それまで真実だと思っていた”価値観の逆転”が発生し、それにより新たな真実が見えていく物語と、主人公以外の視点や手記からも物語を解明していく”視点の反転”。
これらを繰り返し重ねることで牧歌的な日常の裏に隠された真実を暴く。
それが「リバースド・パストラルADV」です。
◤◢ System ◤◢
軌跡紡ぎ
画面内オブジェクトやテキストをポイントクリックして入手可能な「情報」や「前時代の遺物」は、主人公が持つ手記に自動的に収集されていきます。
そこにはシンの感情、隠された真実、そして「語られなかった想い」が書き込まれていきます。
プレイ中はスチル再生/演出中以外であればいつでも閲覧可能です。
空白のページが埋まるたび、あなたは世界の裏側に隠された「秘密」に近づくでしょう。
◤◢ Staff ◤◢
企画 / シナリオ / 演出:大桐トウゴ
原画 / キャラクターデザイン:うれ
原画:ミニだんご。
プログラム:かざみ
音楽:fierie
UIデザイン:潮汐